このブログは去年のブログから1年経過したあとの話です。
※出展はこちら。プロダクトマネージャーって何という方であればご一読いただくと良いと思います。
シャノンではプロダクトマネージャーチームが立ち上がって3年目、メンバーが増員してから1年半というところです。
プロダクトマネージャーという職種は比較的新しい職種ではあり、自分自身でも業務の定義が不明瞭だったり、さらには周りのメンバーからも「プロダクトマネージャーへの期待値」は様々。2年を経過したところで経過すると「プロダクトマネージャーへの社内からの期待内容」が大きく分けて4通りに集約してきました。
- プロダクトオーナー的な側面
- 製品の品質として「必要な(重要な)機能」を定義する役目。
- プロジェクトマネージャー的な側面
- 目標達成に向けてプロジェクトの進行役。
- スポークスマン的な側面
- 社内外に情報を流通させ、開発したものが顧客に届くようにするための仕組みを作る役目。
- マーケッター的な側面
- 主に製品の値付け。
ちなみに、シャノンのプロダクトマネージャー陣は各人その経歴が様々で
- プログラマーとしてシャノン一筋13年
- Webディレクター出身
- 営業出身
- ゲームディレクター(+α)出身 ←これが私。
前置きは長くなりましたが、プロダクトマネージャーチームとして立ち上げから1年後の状況や見えている景色を共有できればと思います。
<1>プロダクトマネージャーの目的
企業活動においては「利益をあげること」が最大目標なのは間違いないと思います。
これをを一段噛み砕いた目標の一部または全部がプロダクトマネージャーの目的になるのがだいたいの相場のようですが、これの噛み砕き方に各社さんの個性が出るところだと思っています。
シャノンのプロダクトマネージャーとして考えているのは
「製品の価値を最大限顧客に届けること」
だと個人的に考えています。
<2> 「製品の価値を最大限顧客に届けること」とは?
シャノンは新規事業を続々と立ち上げるというよりは、SHANON MARKETING PLATFORM というサービス基盤上に機能拡張を行っていくのがメインとなります。
その中で顧客へ価値を届けるために、シャノンでは下記の活動を行っています。
- 企画立案
- 担当機能の機能拡張を行うにあたり、どのような拡張を行う必要があるかを概要整理。
- 企画の市場性、競合情報の収集と分析
- 売上計画イメージも作る。
- 開発したり作成するものの洗い出し。
- 開発
- プロダクトオーナー的振る舞い。
- 「何を開発するか」の詳細定義。開発の優先順位付け
- シャノンはアジャイル開発を採用しています。
- 展開準備
- 対営業チーム
- デモ環境の構築
- 営業資料の手配
- 製品の目的&概要説明
- 提供&解約フローの作成
- 対導入&サポートチーム
- デモ環境の構築
- 製品の目的&詳細説明
- 導入&解約フローの作成
- 提供価格のFIX
- 提供後の観測
- 機能が正しく提供できているか?の観測
- 提供にあたってのボトルネックがないかを強く確認。
- 改善ポイント(機能/フロー/価格)の洗い出し
- ひとつPMが参加した開発として成功例を出すこと。
- 再現性をもって製品開発が行えるようになること。
- 各担当PMによって、提供される内容の品質が安定しなかった。
- 各PMの能力に依存していてそれぞれの項目でPMの得手不得手があった。
- (できれば)新人にハードルが高すぎて、増員が難しい問題の解消
<4> 1年の結果
- ひとつPMが参加した開発として成功例を出すこと。
- 再現性をもって製品開発が行えるようになること。
↓
- 新目玉機能としてシナリオ、基盤機能としてリスト機能をリリース
- いずれもリリースしたばかりだが、社内外の評判はなかなか良い。
- なぜ評判が良いのかの分析はこれから。
- 再現可能な条件、パラメータを抽出し、次のプロジェクトで再現ができるようにしたい。
そんなシャノンですが、人材募集もしております。愉快なPMや技術者と仕事をしてみたいという方はぜひご応募ください。
PMについて語り合いたいってことであれば、このブログにコメントいただけたら、こじんまりと対談でもしましょう。
ではでは、明日以降のアドベントカレンダーもお楽しみに!