【宣伝】 『チーム開発実践入門』 6章執筆しました

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http://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6428-1

どうもfujya.shです。
以前シャノンで働いていた@ikeike443さんから共同執筆の相談があり、この度出版する事になりました。私は6章(デプロイの自動化)の担当をしました。現在上海で開発しているinoueさんは7章のリグレッションテストについて書いています。

シャノンのメンバーにもレビューして頂いたので、せっかくなのでブログで宣伝しようよとCTOからお許しが出てのでブログにアップします。


この本がどういう本で、誰を対象にしているか等について、大事な部分はほとんどikeike443さんが紹介してれているので私の方からは紹介しません。

『チーム開発実践入門』という本を書きました



■私とデプロイについて


私はインフラエンジニアとして7年間シャノンで働いてきて、主にperlの製品のデプロイをやってきました。この製品のデプロイは非常に大変で、複数台のサーバに対して手作業でかつ数百ステップを経て出荷しています。
あまり詳細なことは書けませんが、何度も手作業によるミスもしましたし、1日に何回もデプロイをするはめになり、徹夜明けで白目を向きながらサーバにコマンドを送り続けたことがありました。

シャノンがある程度大きくなってきて、perl以外の製品を作ることになった時に「こんな大変なことを他の製品でやっていたら死んでしまう」と本気で思ったのを今でもよく覚えています。
その時にQAチームの人と共同でデプロイの自動化について取り組み始めました。初めてのデプロイの自動化はchefとfabricを組み合わせたものでした。今思えば非常に出来が悪いものでしたが、従来の手作業によるデプロイに比べれば本当に楽になりました。

その次の製品を作るときには、この前の製品の時にできたデプロイの自動化の仕組をベースに開発チームにデプロイの自動化の仕組みを作るようお願いしました。デプロイスクリプトは現在では開発チームが製品開発の一環で作っています。そこで使われているツールや仕組みはインフラチームやQAチームで作ったものが中でincludeしているような形です。今では1日に何回も本番環境へボタンひとつでテスト環境と同じ方法で、安定したデプロイができるようになっています。

チーム開発実践入門の6章には、こういった苦労話や経緯については触れていませんが、どういったツールを使えばデプロイの自動化環境が作れるか、何から始めれば良いのかといったはじめの一歩を踏み出すきっかけが掴めると思います。本当はもっと詳しく、ツールの使い方ももっともっと詳細までテクニカルな話も書きたかったのですが、そうするとページ数があと20~30倍は必要になってしまうので、内容はぎゅぎゅぎゅっと詰め込んであります。



Dcokerやimmutable infrastructureについて


@ikeike443さんのブログにも書いてありますが、本書ではあまり触れられてません。書き始めた時期と流行り始めた時期が絶妙にずれていて、取り入れることができませんでした・・・補完する内容としてはこの前に書いた記事の「Dockerでいみゅーたぶるなんちゃらを試してみる」を見てみてください。ああいった内容ももし2版が出ることがあれば、取り入れられたらなと思っています。



■執筆にあたって


この章を書いていた時はデプロイ周りの環境がものすごい速度で進化していくので、内容が陳腐化しないように気をつけながら書いていました。あまりこのツールのこれが凄い!という事に特化して書いてしまうと、新しい良いツールが出てきた時や、バージョンアップしてガラッと従来の使い方が変わってしまった時に古臭い内容の本になってしまいます。多少どうしても2013年から2014年の間に書かれた臭さが出てしまっていますが、そうじゃない部分も多々有りますので長い目で手元に置いておいて頂けると幸いです。




チームで開発しているけど、思うように成果が出ないそこのあなたや、白目向きながらデプロイしているそこのあなたはぜひ一度手にとって目にしてみてください。きっと貴方のエンジニアライフが少しはバラ色になることでしょう!


発売は4月16日予定です。是非是非。
よろしくお願い申し上げます。


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