データベース技術[実践]入門を献本いただきました

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献本あざす!


ikeike443 です。
少し間が空いてしまいましたが、技術評論社様より『データベース技術[実践]入門』を献本いただきました。技術評論社様、ありがとうございます!!

つい先日、DeNAからFacebookへ移籍されたMySQLエバンジェリストの松信さんが書かれた書籍ということで、内容も多岐に渡りとてもためになる本になっています。


DBについて改めて知識を整理できるよ!
序盤では、データベースとはなにか、どう使うのか、といった基本的なところから語り起こし、 インデックス、リレーション、SQL、トランザクション管理といったあたりをその内部構造に簡潔に触れながら総覧しています。
既にデータベースを利用している技術者にとってはどれも一応知っているはずの内容なのですが、改めて一覧し知識を整理する機会がもてます。

読んでいてちょっと驚いたのは、データベースのトランザクション機能について本書の文中に"アプリケーション開発に慣れ親しんだ人でも「そんな機能いらないんじゃない?」と考えることが多いようです。"というくだりがあったことでした。
ちょっとこれは信じがたい印象を受けたのですが、もしかしてソーシャルゲーム界隈ではそういうものなんでしょうか。


ハードウェアよりの話もあるよ!
ハードウェアよりの話はアプリエンジニアである私としては普段触れない世界なので特に面白く読みました。SATAよりずっと高速と言われるPCI-Express SSDについて触れられていて、これが本格的に技術として成熟してくると、世の中変わりそうですね。
今までボトルネックといえばディスクI/Oと言われてたのが、ネットワークやCPUに問題がシフトしてくるとなると、アプリの作り方にも色々な影響が出そうですね。ワクワクしますねえ。。


DBをハックして問題解決しようぜ的な!
本書はMySQLの松信さんが書かれてるわけで、MySQLのソースコードの読み方やハックの仕方まで掘り下げています。MySQLユーザーにとってはたまらないのではないでしょうか。(弊社はPostgreSQLメインなのでアレですが)
OSSのデータベースを使ってるんだから、ソースコードをハックして問題解決しようぜ! っていう姿勢はかっこいいし、共感しますよね!

その他にも、列志向データベースやNoSQLについても言及されていて、データベース技術の今についても概観することができます。


松信さんにマンツーマンで講義してもらっているような感じ!
データベースの設計や運用の現場(DeNAさんといえば世界有数のMySQLヘビーユーザーですし、最高の現場ですよね) で実践されてきた知識やノウハウがあらゆるところに散りばめられており、歴戦の猛者に講義してもらっているような感覚に浸れる一冊です。

みなさんの書棚にもぜひ一冊置いておくといいのではないでしょうか。




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