「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」参加報告

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http://tech.nifty.co.jp/party/2012/

どうも、fujya.shです。
久しぶりの投稿になりますが、1/27(金)に「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」というイベントがあり、qpstudyのリーダーこと@iaraさんからのご招待で「クラウドCROSS」でお話する機会をいただきました。感謝。

とにかく物凄く良いイベントで、登壇しているエンジニアの皆様はエッジな方々でためになる話や、刺激を受ける話をたくさん聞けました。右手を上げれば美味しいプレモルが手に入るといった「至れり尽くせり」な6時間でした。

今回は(ブログを書くまでが勉強会の精神で)参加報告をしたいと思います。





■何を話してきたの?

例のごとくSlideShareに上げてあるのでまずはパラパラ眺めてみてください。
・シャノンはとてもインフラエンジニア募集してるよ
・シャノンはたくさんの「クラウド」を活用してるよ
 → 無駄を省いてサービス構築にリソースを集中している
・インフラエンジニアがクラウドの障壁を取り除いてあげる必要があるよ
・SaaSベンダのインフラエンジニアは「プラットフォーム」を構築するのが仕事だよ
・オンプレ/IaaSのどちらにプラットフォームを構築するか見極める必要があるよ
 → それぞれメリット/・デメリットがあるので使い分けは大事
・シャノンは「説明できる」インフラを心がけてるよ
・QA環境はスケールできるIaaS環境に構築してるよ
 → IaaSのスケールできるというメリットを利用した構築例


といった内容になってます。
BtoB向けのSaaSのインフラをやっている人というのが世の中にどれだけ存在しているか分からないですが、この手の話でもそれなりに聞いてくれている人がいて安心しました。






■クラウドCROSSでの感想

@kuwa_twさんの話:

インフラエンジニア界のトップアイドル、サイバーエージェントの桑野さんのお話。業務ではクラウドを利用していないとの事。
お話の中でビックリしたのは「来週までに30台のサーバを用意して欲しい」という要望に急ピッチで対応できる体制があると説明していた点です。そこまで体制が作れるのであれば、オンプレのメリットをフルで使う事ができるのでパブリッククラウドの必要性というのが確かに薄れてきますね。
サイバーエージェントさんはOpenStackを利用してプライベートクラウドを構築しているとの事なので、クラウドを自分たちで作って自分たちで使う感じですね。



@abejさんの話:

nifty中の人である安倍さんがNIFTY Cloudの1ユーザの視点で、クラウドが無かった時代のインフラとクラウド真っ盛りの現在ではどういうインフラを構築・運用しているかの違いを解説してくれました。ポイントはAPI・自動化辺りかと。クラウドがあるこの時代だと気づくと10台・100台とスケールする可能性があるので、1台でも100台でも管理工数が同じになるようにインフラ設計をする事が大事なんですね。



@netmarkjpさんの話:

ハートビーツの馬場さんはフルマネージドでクラウド上のサーバの構築・運用/監視をしている立場として、オンプレとクラウドのメリット・デメリット等を紹介してました。その中でクラウドの残念な所として「クラウドに夢見過ぎな人を説き伏せないと」という話がありました。確かに「クラウドならバックアップいらないよね!」等の夢を見ている人はたまに見かけるので、そういう人を説得するのは大変だと思います。
私の場合は「クラウドに対して不安しか無い人を説き伏せないと」と逆の場合が多くみられます。どちらも非常にたいへんです。
クラウドならではのメリット・デメリットはあるものの「やらないといけない事」はオンプレ・クラウド共に変わりません。ただその作業の容易さは変わってきますね。





■総括
クラウドの出現によりインフラエンジニアに求められる仕事が変わっている。そういう印象を受けました。

-プログラマブルなインフラ
会場で良く出てきたキーワードとして「プログラマブルなインフラ」があげられると思います。実際にインフラエンジニアがプログラムを書くというワケでは無く、インフラの設計自体がプログラムチックになっていないとダメだという事だと思います。もちろんプログラムも書けたほうが良いです。


-オンプレとクラウドの特徴の把握
1:オンプレでは大変苦労していたけど、クラウドでは凄い楽にできる事
2:オンプレでもクラウドでも変わらずやらないといけない事
3:クラウドだからこそやらないといけない事
この3点を把握して上手に使いこなす事が求められてきている用に感じます。2番3番に関しては「クラウドに夢見てる人」が勘違いしやすいポイントなのでは無いでしょうか。


-インフラエンジニアの不足
上記2点ができるインフラエンジニアが不足している印象を受けました。実際にシャノンが求めているインフラエンジニアはそういう方ですし、業界として少ない印象を受けています。

解決策として











業界全体でインフラエンジニアを増やす事が必要なのではないかと。私もそう思います。具体的に何をすれば良いのかアクションはまだ分かっていませんが、少しづつでもアウトプットを増やしていきたいです。そして勉強会などでCROSSしていく事、業界全体でインフラの楽しさを布教していきたいなと思います。

小学生のなりたい職業TOP10に「インフラエンジニア」が入るようにする事が個人的なミッションですw

最後にニフティ様をはじめ実行委員会の皆様、すべての講師の方々、とても素敵な時間を過ごせて感謝しております。ありがとうございました。
来年も是非参加したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
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