産休・育休のシャノン体験談 その一

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは、技術部QA所属のおかもとです。


今年の4月に復帰するまでの1年半、育児休業でお休みを頂いておりました。
うちの会社は在籍している社員の平均年齢が若く、女性社員も少なかったことから、私が産休・育休を取得する2人目の社員でした。そんなわけで今回は社内でリクエストがあったので、2部に分けて第一回目は産休・育休・復職後に関してのシャノン社員としての体験談、
第二回目は産休・育児休業中に貰える具体的なお金や手続きに関してを時系列のポイント毎にまとめてみようと思います。


前述の通り圧倒的な症例数の少なさ故、私は聞ける人がいなかったのですが、皆さんも多分こんな事を聞きたいだろう・・というあたりをまずは勝手に予想して書いてみようと思います。



Q1.「妊娠中の仕事のペースはどんな感じですか?」

A1.直属のリーダーに早めに相談し、仕事のペースを調整して貰ったため、妊娠前よりも余裕を持って仕事に取り組めました。つわりがひどかったので通勤に一番苦労しましたが、ラッシュ時をはずしての通勤等柔軟に対応してもらいました。


Q2.「産休に入る時期は調整できますか?」

A2.国で定められている産前6週間から休みを取れる・・だけでは、かなり過酷です(個人差もありますが、その頃にはお腹がパンパンです・・)。私の場合は里帰り出産で飛行機に乗る予定もあったので、産休の前に有給をくっつけて早めにお休みを頂きたいとお願いしたのですが、本人の意向に沿う形で対応してもらえ助かりました。


産休に入る前に会社の人たちがお疲れさん会をしてくれました。そのときのケーキです♪


Q3.「ベンチャーだけど大丈夫・・?」

A3.就職説明会等に来ている女性の方とお話すると必ず聞かれるのがここです。
皆さん「ベンチャー=福利厚生が整備されていない?」とか、「IT=女性がやっていくにはきつい職場?」というイメージがあるようですが、そんな事はありません(笑)。
福利厚生に関しては、産休・育休中に色んな免除や給付金を申請する先は雇用保険や健康保険組合ですし(当然うちの会社も入ってますし、他の会社もそこは同じなのでたいした差異はありません)、
復職してからも、肺炎だ・・!インフルだ・・!手足口病だ・・!!と、次から次へと子供が病気をしますが、周囲の理解と協力が得られているからこそ仕事を続けられていると言って過言ではありません(笑)。
・・よって、うちの会社がベンチャーだから・・ITだから・・といって不自由したことは何もないのです。


Q4.「仕事を辞めようか・・それとも産休をとろうか・・それが問題だ」

A4.よく産休に入る前に退職してしまう方がいます。私の周りにもそういうママさんたちは沢山います。
・・そしてたいていの場合、もし退職しないで休業していたらどれくらいの補償があったのか??というのを全く知らないままに仕事を辞めてしまっています。・・勿体無すぎる・・(涙)
もし、今後も働きたい・復帰したいという意思が少しでもあるなら、仕事は続けることを私はお勧めします。

仕事と子育てが両立できるのか?とか、会社に迷惑がかかってしまうのでは・・?は誰しも考えますが、会社が復職するまで待ってくれると言ってくれるなら、ありがたく復職してみてから仕事が続けられそうかは考えても遅くないと思います(都合が良くてすいません・・中村さん)。
現に私はそうしたのですが(笑)、近くに身内もおらず、旦那も仕事が忙しく、子供は体力有り余ってて寝ず、エンドレス寝不足・・みたいな修行を一年半した後だったので、ランチを同僚とゆっくり食べられる会社はかなりの気分転換にもなってます(笑)。

では、ここでこんな資料を見てみます。
以下の資料は、働いているときの給与所得別に給付金が幾ら貰えるのかを算定したものです。


給与総額が18万円の人の場合
出産育児一時金 + 出産手当金 + 育児休業給付金  → 約172万円貰える

給与総額が26.5万円の人の場合
出産育児一時金 + 出産手当金 + 育児休業給付金  → 約232万円貰える

給与総額が32万円の人の場合
出産育児一時金 + 出産手当金 + 育児休業給付金  → 約273万円貰える


どうですか?
結構な金額ですよね(笑)。
もし仮に出産する前に自己都合で退職したら、出産育児一時金(現在は42万円)の他は一切支給されないお金になります。
つまり復職意思があって産休・育休に入ると働けない間の休業補償が出るのに対し、退職してしまうと上記の給付金は補償されません・・また育児休業中には手続きすると社会保険料も免除されることを考えると、その差は歴然です。


では、次回はいよいよ時系列に手続き関連の話をしていきたいと思います。



会社の方たちが産休前にくれたプレゼント。それぞれに頑張って選んでくれたのが分かります(笑)。。今でも子供のお気に入りもあります。
次の記事
« Prev Post
前の記事
Next Post »
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...